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森の家

しじみ母です。


保護活動と同じくらいに力を入れていることが
(それほど力を入れていない。ということ) (おこられるよ)

小学校での「絵本の読み聞かせ」ボラです。
いろいろな絵本との出会いが子ども達には大切で・・
と、わかっているのですが私が選ぶ絵本はいつも動物関係*
「伝えたいことを伝える。それでいいよ。他のジャンルはまかせて!」
と、言ってくださるボラさん達です。。。優しい。。。

(先輩ボラさん達は、お子さんがとっくに小学校を卒業されているのに
ずっと活動されていて、ホンモノなのです!絵本への愛がすごいのです☆)




捕獲や持ち込みが絶える事のない現実を考えると、
子ども時代に「脅しておく」ことは必要なのでは。と思っています。




『森の家』(グリム童話)

ある貧しい木こりが、おかみさんと三人のむすめといっしょに、さびしい森のはずれの、小さな小屋にすんでいました。

ある朝、木こりはいつものように仕事にいこうとして、出がけに、おかみさんにいいました。

「昼めしを、上のむすめに森までとどけさせておくれ。食いに帰っちゃ、仕事がかたづかねぇ」それから「あの子が道にまよわないように、キビをひと袋もっていって道にまいておくからな」と、つけくわえました。

そこで、お日さまが森のま上にくると、むすめはスープのはいったつぼを持って出かけました。

けれども、木こりがまいておいたキビは、野のスズメや森のスズメ、ヒバリやアトリ、クロウタドリやマヒワなどが、とっくにつついて食べてしまっていたので、むすめは、おとっつぁんの歩いたあとを、見つけることができませんでした。

そこで、運にまかせてどんどん歩いていくうち、日がくれて、夜になってしまいました。木は暗がりでざわざわいうし、フクロウはほうほう鳴くしむすめはこわくなってきました。

そのとき、木々のあいだをとおして、遠くのほうに、あかりがちらちらしているのが見えました。むすめは、「あそこには、きっと人が住んでいるんだ。あそこへ行けば、ひと晩、とめてもらえるだろう」と考えて、そのあかりを目あてに歩いていきました。

やがて、一けんの家の前にでましたが、その家の窓にはあかあかとあかりがついていました。むすめが戸をたたくと、中から、「はいんな」という、しゃがれ声がしました。

むすめは暗い土間にはいり、それから、部屋の戸をたたきました。すると、また、さっきの声が、「さぁさ、はいってきな」と、いいました。むすめが戸をあけると、髪のまっ白なおじいさんが、テーブルに両手でほおづえをついて、すわっていました。そのおじいさんの白いあごひげはとても長くて、テーブルをこえて、床までつきそうにたれていました。

ストーブのそばには、動物が三びき。メンドリと、オンドリと、ぶちの雌牛がいました。むすめは、おじいさんに、ここへやってきたわけを話して、ひと晩とめてください、とたのみました。

すると、おじいさんは、
「かわいいメンドリ、
かわいいオンドリ、
それに、かわいいぶち牛や、
おまえたちの意見はどうじゃ?」

と、たずねました。「ドゥークス!」と、動物たちはこたえました。これは、「よろしゅうございます」という意味にちがいありません。なぜかというと、すぐにおじいさんが、こういったからです。

「うちには、食べるものは、たくさんある。かまどのところへ行って、わしらの晩めしをこしらえておくれ」

むすめが台所に行ってみると、なんでもどっさりありましたので、むすめはおいしい晩ごはんをこしらえましたが、動物たちのことは考えもしませんでした。

むすめは山もりのお皿をテーブルにはこび、しらがのおじいさんのそばに腰をおろすと、ひもじさにまかせて、むしゃむしゃ食べはじめました。そして自分がおなかいっぱいになると、「こんどは、ねむくなってきたわ。あたしの寝られるベットは、どこ?」と言いました。

すると、動物たちが、
「おまえは、おじいさんと食べ、
おまえは、おじいさんとのみ、
わたしらのことは、考えもせぬ。
自分でさがせ、今夜の寝床」

と、答えました。おじいさんも、「二階へあがってみな。ベットのふたつある部屋がある。羽ぶとんをよくふるって、ふくらまし、白い麻のシーツをかけておくれ。そしたら、わしも行って寝るから」と、言いました。

むすめは二階へあがっていって、ふとんをふるい、新しいシーツをかけると、おじいさんの来るのも待たずに、さっさと片方のベッドにもぐりこみました。

しばらくするとおじいさんがあがってきました。そして、ろうそくのあかりでむすめをてらして見て、頭をふりました。それから、むすめがぐっすり寝こんでいるとわかると、床の落とし戸をあけて、むすめを地下室へ落としてしまいました。

木こりは、その晩おそく、うちに帰ってくると、一日、ひもじい思いをさせやがって、と、おかみさんにこごとをいいました。

「わたしのせいじゃないよ。あの子はお昼をもっていたんだよ。」と、おかみさんはこたえました。「おおかた、迷子になっちまったんだろう。でも、あしたになりゃ、きっと帰ってくるさね」

さて、つぎの日も、木こりは夜明けまえに起き、森へ出かけようとして、こんどは、二ばんめのむすめに、お昼をもってこさせるように、といいつけました。

「きょうは、レンズ豆をひと袋持っていこう」と、木こりはいいました。「こいつのほうが、キビよりつぶが大きいからな。あの子にもよく見えて、道に迷いっこなねえだろ」

そこで、昼ごろになると、このむすめもおべんとうを持って出かけましたが、レンズ豆はもう、かげも形もありませんでした。きのうとおなじように、森の小鳥たちがつついて食べてしまって、ひとつぶものこしておかなかったからです。

むすめは、夜になるまで、森の中をさまよい歩いて、やっぱり、あのおじいさんの家にたどりつき、中にいれてもらい、食べものと寝床をおねがいします、とたのみました。

すると、白いひげのおじいさんはまた、動物たちにたずねました。
「かわいいメンドリ、
かわいいオンドリ、
それに、かわいいぶち牛や、
おまえたちの意見はどうじゃ?」


動物たちはやっぱり「ドゥークス!」とこたえ、それから、なにもかも、きのうとおなじことがおこりました。

むすめはおいしいごちそうをこしらえて、おじいさんといっしょに食べたりのんだりしましたが、動物のことなんか、かまいもしませんでした。そこで、むすめが寝床のことをたずねると、動物たちは、

「おまえは、おじいさんと食べ、
おまえは、おじいさんとのみ、
わたしらのことは、考えもせぬ。
自分でさがせ、今夜の寝床」

と、こたえました。
むすめがねむってしまうと、おじいさんがあがってきて、むすめをながめて、頭をふり、このむすめも、地下室へおとしてしまいました。

三日めの朝、木こりはおかみさんに「きょうは、一番したの子に昼めしをもたしてよこしてくれ。あれは気立てがよくて、素直な子なんだ。道には迷わないさ。おてんばむすめの姉たちとちがって、うろうろほっつき歩いたりもすまい」と、言いました。

けれども、母親は出すのをいやがって、「これ以上わたしのかわいい子をなくさなくちゃいけないのかい?」といいましたが、木こりは、「心配するな、あの子は道にまよったりはしねぇよ。りこうでふんべつがあるからな。それに、きょうは、エンドウ豆を持っていって、道にまいておく。こいつはレンズ豆より大きいから、これをたよりに歩いてこられる」と、言いました。

ところが、むすめかごをうでにかけて、出ていってみると、森のハトたちが、とっくのむかしに、おとっつぁんのまいた豆を、自分たちのおなかへ入れてしまっていたので、むすめはどちらへむかってあるいていったらいいのか、見当がつきませんでした。

むすめはとても心配になってきて、気のどくに、おとっつぁんはどんなにおなかをすかせているだろう、それに、もし、わたしがもどらなかったら、やさしいおっかさんはどんなにかなしむだろうなどと、それからそれへと考えました。

とうとう、あたりが暗くなったころ、むすめはあかりを見つけて、あの森の家にやってきました。そこで、とてもていねいに、ひと晩とめていただけないでしょうかとたのむと、白いひげのおじいさんが、また、動物たちに、

「かわいいメンドリ、
かわいいオンドリ、
それに、かわいいぶち牛や、
おまえたちの意見はどうじゃ?」

と、ききました。「ドゥークス!」と、動物たちはこたえました。

そこで、むすめは、動物たちのいるストーブのそばにいって、メンドリとオンドリのすべすべした羽をなでて、かわいがってやり、ぶちの雌牛の角のあいだもかいてやりました。

それから、むすめは、おじいさんの言いつけどおりに、おいしいスープをこしらえて、お皿をテーブルにおくと、こういいました。「あたしだけおなかいっぱい食べて、かわいい動物たちには、なんにもやらなくていいのかしら?外には、なんでもたくさんあるわ。先にみんなに食べさせてやりましょう」

むすめは、外に出ていくと、大麦をとってきて、メンドリとオンドリにまいてやり、牛には、いいにおいのする干し草をひとかかえ持ってきてやりました、そして、

「さぁ、おあがり、かわいい動物たちや。のどがかわいているなら、冷たい水をくんできてあげようね。」と言いました。

それから、むすめは手おけいっぱいに、水をくんできてやりました。すると、メンドリとオンドリは、手おけのふちにとびあがって、くちばしを水の中につっこみ、鳥たちが水をのむときよくやるように、頭をぐっと持ちあげて、のみました。ぶちの雌牛も、ぐーっとひとのみしました。

こうして、動物達にえさをやってしまうと、むすめは、おじいさんのそばにすわって、おじいさんがのこしておいたものを食べました。

やがて、メンドリとオンドリは、頭を羽のしたにつっこむし、ぶちの雌牛も目をしょぼしょぼさせはじめました。

そこで、むすめがいいました。

「わたしたち、みんな、そろそろ寝たほうがいいんじゃないかしら?かわいいメンドリ、かわいいオンドリ、それにかわいいぶち牛や、おまえたちの意見は、どう?」

すると、動物たちは、いいました。「ドゥークス!おまえは、わたしらといっしょに食べ、おまえは、わたしらといっしょにのみ、おまえは、みんなに親切にしてくれた。それじゃ、ゆっくり、おやすみなさい。」

そこで、むすめは二階にあがると、羽ぶとんをよくふるい、新しいシーツをかけました。したくがととのうと、おじいさんがあがってきて、片方のベッドに横になりました。するとおじいさんのまっ白なひげは、足までとどきました。むすめは、もうひとつのベッドにはいり、いつものお祈りをとなえると、眠りに落ちました。

ま夜中までは、ぐっすり眠りましたが、そのうち、家の中がとてもさわがしくなったので、むすめは、目をさましたました。すると、家のすみずみが、あっちでぎしぎし、こっちでがたがた、鳴りだしました。戸はばたんとはねてかべにぶつかり、はりは、いまにもつなぎめがはずれそうに、みしみし大きな音を立て、はしご段は、下に落ちるかと思うようなありさまで、しまいに屋根がそっくりくずれおちたような、ものすごい音がしました。

けれども、それからはまた、しずかになり、むすめにはなんのけがもなかったので、そのままじっと横になっているうち、また、寝入ってしまいました。

ところが、朝になって、明るい日の光で目をさましたとき、むすめはいったい、なにを見たでしょう?

自分は大広間に寝ていて、まわりにあるものはなにもかも、王さまの御殿のように、きらびやかにかがやいていました。かべはすいすいのびた金色の花がおりだしてある緑の絹地でした。ベットは象牙で、上がけは赤いビロードでした。そして、ベットのわきのいすの上には、真珠でぬいとりをした上ぐつまでそろえてありました。

むすめは、夢をみていたのではないかと思いました。そこへ、りっぱな服を着た召使が三人はいってきて、御用はございませんか?とききました。

「むこうへ行ってください」と、むすめはいいました。「そしたら、あたし、すぐに起きますから。おじいさんにスープをこしらえて、かわいいメンドリとかわいいオンドリと、かわいいぶち牛にもえさをやらなくちゃ」

そして、おじいさんはもう、とってくに起きてしまっただろうと思って、ふりむいてとなりの寝床を見ると、おじいさんではなくて、知らない男のひとがねていました。

よく見ると、それは、若くて、美しい男のひとでした。むすめが見ているうちに、そのひとは目をさまし、起きあがって、いいました。

「わたしは、王子なのです。あるわるい魔女の魔法にかかって、白髪の老人にかえられ、この森の中でくらすはめになりました。メンドリとオンドリと、ぶちの雌牛の姿になった三人の召使いだけが、わたしのそばでくらすことをゆるされました。そして、この魔法は、心底思いやりがあって、人間ばかりでなく、動物にもやさしくしてくれるむすめが、わたしのところへ来てくれなければ、とけないことになっていたのです。そのむすめが、あなたでした。あなたのおかげで、ゆうべま夜中に、わたしたちは救われ、古い森の家は、もとどおり、私の宮殿になったのです」

ふたりが起きると、王子は、三人の召使いに、むすめの父親と母親を婚礼のお祝いにおつれするように、といいつけました。

「でも、ふたりの姉さんたちは、どこにいますの?」と、むすめがきくと、王子はいいました。

「あのふたりは、地下室にとじこめてあります。あした、森へつれていかせて、炭焼きのところで、女中としてはたらかせることになっています。ふたりが心をいれかえて、かわいそうな動物に、ひもじい思いをさせたりしなくなるまでね。」

グリム童話でした。おしまい。


えっ?えーー?!
・・と、思うツッコミどころは満載でしたね^^:
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最後まで、読んでくださり、ありがとうございました。<(\\\\\)>









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by shijimisfamily | 2012-12-06 17:08